Published: 2025年10月14日
・オナニーの禁止が一気に楽になる
「とりあえず30日!とりあえず30日!」
と、馬鹿みたいに念じましょう。それまで大好きだったAVの類いへの愛好が影をひそめ、オナ禁が一気に楽になる。
時間の感覚が変わる。一例であるが、オナ禁50日を目指しているとして、現在43日だとする。その際の「あと7日で達成か」の、7日の感覚が、30日を越えると全然違う。
オナ猿にとって、0日からオナ禁開始しての7日における「あと7日か」は、気が遠くなるほどの時間と感じる。しかし、30日を越えてからだと、「まあ問題ないかな」という感覚である。
エロ禁を徹底しておれば(これが凄く難しいって事は僕も承知である!)、そろそろ中毒が抜けてくる頃だ。割とラクにオナ禁ライフを楽しむ事ができる。
「睡眠時間は4時間寝れば普通、6時間だとパワーが漲る!すげーや!わはは!」
とか、
「バレンタインのチョコたくさん貰ったけど、こりゃ食いきれねえな」
とか。
オナ禁の愉しみである。
ところが、エロ有りで30日まで来ると、ここまでの道のりも地獄だったことと思うが、残念ながらこの先もずっと地獄が続く。留まることを知らぬ性欲にずっと苦しみ続けることになる。
これは僕の仮説になるが…、(仮説ばっかりやな)
30日以上じっくりとオナ禁をしていると、後からゆっくり伸びてくる種類の善玉男性ホルモンが、血中なり組織中(おそらく脂肪組織)なりにたっぷりと蓄積されていて、これがエロという刺激を受けると、この高価な善玉男性ホルモンが、例のキモい種類の悪玉男性ホルモンに1:5ぐらいの交換レートで変化させられるんじゃないか、と。
穏やかに過ごす中で、ある日突然エロの刺激を受け取ると、爆発的に性欲が高まる。しかもその性欲は悪い種類の性欲だ。
僕はヤンジャンのグラビアでやばいって時があったが、それはエロ禁が非常に上手くいっている証拠であり、誇るべきことである。高級な週刊誌のヘアヌード写真を観て、平気なのは実はオナ猿に特有の状態であって、厳しくエロを律している涼やかな心境で女人の裸を見ると、血圧がバクン!と上がる。エロは不愉快なのだ。
本来上限が100%であるはずの性欲も、1:5の交換比率で、一時的に160%とかまで跳ね上がる状況なのかもしれない。おそらくカスケード反応の様に雪崩を打って、小から大へと変化する。んで、必要以上の男性ホルモンは要らないので、余った性ホルモンは回収しないといけない。ご苦労なことである。
結論としてエロ併用は疲れるし無駄なのでおすすめしない。
・無敵感がすごい
30日目に顕著なの精神状態は、オナニーが大好きな95%の男がクソの様に思えてくる事だ。
胸の内側から気力とか闘争心みたいなものが、次々と湧き上がってくる。とにかく元気。
先輩もキモいオナ猿の顔してる。あいつもキモいオッサンの顔してる。
「俺が負けるはずがない」
と、思うのがこの頃で、前向きになるのは良いことなのだけど、荒ぶる気持ちの赴くまま弱いやつをいじめない方がいい。しっぺ返しが必ず来る。
・物事に感動しやすい
本を読んでも感動。
映画を観ても感動。
ちょっとした会話にも感動。
脳の快楽物質が余っているのか、少しの事で背中のあたりにジーンと快感が突き抜けるようになる。
・性欲が弱くなったかもと思ってエロを観るのは厳禁
これはもうそのまんま。
安定感があるから、もしかして俺はインポになったのかも?と、不安を感じる向きもあろうが、絶対にそんな事は無く、精力はギンギンなので余計な刺激を与えるべきではない。
・実物の女の子に対して強い性欲を覚える
これが本来の性欲らしい。
エロ動画中毒とはちょっと違う種類の性欲になる。オナニーしたい気持ちは随分と薄くなるが、今度はセックスがしたくなるので、まあ辛いことは辛い。
ざっとこんなところだろうか。