Published: 2025年9月10日
知恵に勝る人間様が、知恵に劣るイノシシを、サツマイモで釣って箱罠にはめる。
これは、人間対人間においてもごくごく日常的に行われている。
脳天を撃ち抜かれて血を流すイノシシの凄惨な姿は、満員電車に詰め込まれて死んだ顔で出勤する東京の勤め人の姿とかぶるところがあると僕は思うのだが、どうだろう。
人を毟るには、知恵が大事だという話をした。武力で殴って人を従わせる事はできない。
知恵のある人は、人をはめる時に何をするか?と言うと、ストーリーを作るのだ。
思想を作り、これを人に植え付け、自分の都合のいいよう操る。
「一心に南無阿弥陀仏を唱えれば、極楽往生することは必定(ひつじょう)である」
とか、
「神のために自爆テロで死ねば、天国で72人の処女とセックスできる」
とか、そういうやつ。
死後の世界という虚構は、古今東西つねに貧者・弱者の阿片なのであるが、多くのストーリー作りの原型はこんな具合である。
どっかで聞いたことないだろうか?
「勉強頑張って、いい学校行って、いい会社に入って、いい社畜になって、定年したら年金生活で天国に行ける」
みたいな話。
今現在の逃げ切った爺さん婆さんたちは確かに天国で、その圧倒的な信憑性を目にして我々も信じてしまいたくなるものだが、情報屋さんはクソだの回でもさんざん批難した通り、ネズミ講の構造は20000%の確率で破綻するから、よく疑ってかからないとダメなのです。箱罠にかからない頭のいいイノシシにならないといけない。
ずいぶん本題からずれた。
僕の指摘は、世の女の子が消費者として狙われて食われている、と言うことである。
罠を仕掛ける側のやつが、消費者を食うには、前段階として彼女たちの欲をくすぐるストーリーを並べないといけない。
そのストーリーを植え付けられた女が、もの凄く恋愛を渋るのである。ここ大事ね。
なぜか。
罠を仕掛けるやつは、女の子がセックスして満足しても何のトクにもならず、むしろそこでストレス解消されてしまうと自分の商品が売れなくて困る、そんな事を考えているからだ。(※女の子がセックスから得る幸福感や充足感は、もの凄いレベルであると僕は断言していい)
あとね、収入が高くて若い女性が、子どもを作って主婦になるのも困ると考えている。活発な消費が期待できなくなるからだ。もちろん、活発な労働も期待できなくなる。
「子どもを作ると遊べなくなるし」
と、あたかも生殖と遊興が二項対立であるかのように語る女がいるのであるが(うんざりするほど沢山ね)、これはまんまと罠にかかってる。自分の商品を売り込みたいやつの作った洗脳にかかって、毒されてる。
冒頭のグロ画像のイノシシと本質的には変わらない状況。
だって生殖と遊興なんか、本来は並べて語る事じたいが噴飯ものであるぐらい、両者の価値は隔たってるからな。
ちゅうことで、天国の話も出たし、グロ画像も出たし、今日はここまで。
つづく。