Published: 2026年2月6日
資本家になろうって事で、ビジネスモデルの話をして来た。
それでもまだピンと来ない人がたくさん居ると思う。
それは当然の話で、国家は国民を『民草』と呼び、国民は国家をして『お上』と呼び、国家は人民を初めから馬鹿者とみなして、過保護に育てるのである。
「リスクを取るな、労働者になれ、優秀な労働者になれ」
国家は国民(馬鹿者)に勤め人以外の生き方を認めないっていう基礎設計があって、それで教育が施されるのだから、多くの人は当ブログが縷縷述べているような事柄になかなかピンとは来ないのは無理もない。
僕が、言葉を変え、喩えを変え、何度も繰り返し同じことを述べるのはそのためなのであります。
資本主義の世界とは交換経済であり、各プレイヤーは交換に値する商品を持ち寄って、皆が互いに各々の商品を持ち寄り、交換しあって便利を通じ、豊かな暮らしを作り上げている。
その巨大なフリマの中で、自分の『労働力』という商品を出品し、給料という名の代金を貰って、衣食住等の商品を買い生活する者を、勤め人と言う。
厳密に言うと、勤め人は『労働力』以外に、交換に値する商品を何も持っていない。
これが勤め人の定義だ。
労働力以外に、何ら商品を持たないゆえに、給料が少しでも高い仕事をしようとする。
よって、「給料を少しでも高くしよう」と、言う志向は勤め人の精神の発露に他ならない。
勤め人の労働力の値段は、
「明日の労働力を再生産するのに必要な経費」
によって説明される。
給料は仕事の成果によって決まる、と考えるのはよくある間違いであり、単にその人間の生活費を経費として支払っているだけだ。
事業家と言う人間は、商品を生み出すことが出来る。
資本主義の巨大な市場に、交換するに値する商品を出品し、商品をお金に交換する人、それが事業家だ。
もっと言うと、お金の正体を紐解いていくと勤め人の労働力に行き当たるので、商品と交換するものは労働力になる。
資本主義世界で、労働力という商品を一手に握る勤め人が、欲しいなあと思う『商品』を、事業家は生み出す。
商品に当たり外れはあるが、成功すると、商品と引き換えに労働力が手に入る。
そこで得た労働力に、自分の身の回りの世話をさせて生きるのが、事業家である。
勤め人は、労働力を売る代わりに飢える心配は無いが、事業家にはそんな保障は無いので、事業に失敗すると生活が窮乏する事になる。
商品を生み出すには『生産設備』と『労働力』が必要になる。
なぜなら、商品は、
「生産設備+労働力=商品」
というビジネスモデルによって生み出される物だからだ。
事業家とは、このビジネスモデルを操り、生産設備と労働力を仕入れて商品を作り、資本主義の市場で売る者である。
事業家の命は、優れたビジネスモデルであり、ビジネスモデルを実践した経験である。
ゆえに、勤め人や学生の境遇から事業家を目指す者は、何をおいてもビジネスモデルの入手や創出が必要だし、ビジネスモデルを自分で回す経験が必要である。
仕事の意味は?と言う問いに、
「ノウハウの入手と、実地で経験を積みたい」
という答えが返ってくるであろう。
次は3.資本家、4.投資家、だな。
つづく。
震えて待て。