Published: 2026年2月6日
前回からのつづき。
先程の人間のステージ上げていこうぜ!という、煙に巻いたような話から一転、今回は、不動産の勉強についてである。
質問文は転載しないので、未読の方は上のリンクからもう一度読んでみられると良いだろう。
では質疑に。
<サウザーさんが不動産投資を初めて行った歳、事前の勉強はどのような本を読んで行いましたか?
不動産を実際に持って、自分で回している大家の書いた本を読む。
これだ。
大事だから繰り返すけど、実践してる大家が書いた本である事が重要ですよと。
不動産書籍の中にはたいへん笑止なことに、自分で物件持ってなくて、売買仲介を専門にやってる企業の社長とかが、偉そうに賃貸経営の物件の買い方みたいな話をしていたりする。
あたかも大家サイドに立ったような振りして。
そういう奴こそ確信犯だから、いかにも初心者向けですよみたいな本を書くんだ。
狙いはお分かりの通り、自分の売買仲介を伸ばす宣伝ですな。ご都合主義な事が書かれている。
中には良い人も居るかもしれないし、悪意も無いのかもだけど、やっぱり業者畑の人が書いた不動産賃貸の本はズレてる。
当たり前の話だけれど、本を書く人というのは様々な利害関係の中で本を書くのだから、そいつのポジショントークが必ず入る事になる。
たとえば、僕の買った92万円の物件とか、売買手数料が少ない上、古くてボロくてトラブルだらけだから、業者は絶対に取り扱いたがらず、手数料あげたいのが本音の業者はこう言うボロ物件投資法を、クソミソに言ってけなす。
実践大家にとっては、92万円だろうが物件一つ仕上げてしまえば、大いなる経験と実績になるし、入居さえ決めてしまえば利回りも高く、お宝物件になる。
これが、業者と実践大家との利害のズレ、認識のズレだ。
不動産の勉強に必要なのは大家の現場の話。実践の話である。
んで、書籍は1冊とか2冊買うんじゃなくて、カネに糸目なんか付けずに100冊ぐらい楽勝だという意識で買うこと。
10万とか15万でしょ。たったの。安いよ。
次にするべきことはセミナー参加だ。付き合う人間を変える。
読み進めるうちにお気に入りの著者と、その一派が分かるようになったら、積極的にセミナーに参加すること。
業者スポンサーが付いた無料セミナーはダメ。
上に業者の著者が書いた本は良くないって所で述べたのと似た理由で、有害だからだ。無料で参加して、変な考えを植えられて、マイナスになる。
実践系の大家が趣味で開催してくれたセミナーに、参加費払って聴きに行く事。
セミナー後の懇親会にも出るべし。
大家という人種は、3次会でも4次会でもずっと不動産の話で盛り上がってる。とことん付き合って最後まで大家の観察をする事。
アナログでゆっくりな業界だから、LINEで連絡先交換などする人もほとんどおらず、名刺が必須である。あと大家さんはfacebook大好き。
セミナーなぞは、交通費含めて1万~2万とかそれぐらいだ。めちゃくちゃ安い。
不動産やってたら数千万円とか数億のお金を動かすことになるし、知ってるか知ってないかだけで数百万~数千万の指値が通ったり、損失を回避出来る事がある。
書籍の代金なんかはっきり言ってゴミみたいな金額だ。ごちゃごちゃ言わずに片っ端から買って読みまくって行け、と言うのが僕の答えだな。
読み方のコツ。数ページ読んでつまらなかったらすぐ読むのを止めて、その本は放り捨てて、次の本に取り掛かる。
必ず面白い本が見つかる。
面白いか面白くないか、ワクワクするかワクワクしないか、この感覚を信じて本を読むと良い。
ハズレ本は、著者自身がよく分からずに書いてる事があって、なんとなく読みにくい感じがするのだ。
自分と波長が合う本は、きっとすらすら読める。
<サウザーさんが今まで読んできた本の中で役に立った本の名前があれば教えていただけますか?
これは僕はお金貰ってコンサルで教えた事がある内容だから、その人と交わした信義のためもあり、お答えは出来ない。
申し訳ない。
だからこそ、上に丁寧に不動産の勉強の仕方について、嘘偽りなく綿密に書いた。
大量の本を読んでいくと、源流となる書籍が、書籍の中で何度も引用されている。
だいたい、いつも同じ本が紹介されとるな―、と気付くはず。
大サービスで本の選び方を教えておくと、そうだな、たとえば、
『不動産投資1年目の教科書』
の著者のプロフィールで注目するポイントがある。
これを解説しといたるわ。
まずこの人はITで起業して会社作って、それをMAで売って、かなりまとまった現金を持って、そのカネで不動産事業に入ってる。
勤め人の傍ら不動産って訳ではない。
この時点で質問者様が目指すべき『サラリーマン大家』とは方向性が違う事が分かるし、更に、「都内を中心に多数の物件を保有」とあって、要するに東京で投資してる人なんだな。
東京と地方では不動産のやり方は全然違う。
東京における不動産の知識は、ファイナンスとか地価とか税金に通じてる事が、イコール知識を持ってる事になる訳だ。
旗竿地のサオの幅員があと10cmあれば、この土地は数千万円値上がりしますね~とか、いやー今のままでも行けるちゃいますか?とか、そう言う目利きが東京での勝敗を分ける。(知らんけど)
ところが、地方の不動産投資で「知識が豊富な」とは、壁紙の単価が幾らとか、和室の6畳間をフロアタイルにリノベする費用は幾らとか、物件の仲介営業をたらしこむとか、客付け業者へのあいさつ回りする方法とか、ふざけた滞納者を追い出す方法とか、あそこのプロパンガス屋がサービスええぞとか、そっち系になる。
泥臭い。
だから、東京と地方の不動産投資はまったく別のスポーツになる。
即系ナンパと婚活ぐらい違う。
こう言う著者は僕が最初に買った92万円の物件とか、「絶対に買ってはいけないクソ物件!」と言うんとちゃうかな。
そして、宅建業者になって、売買の事業もやってるでしょ。こうなると業者だからね。
上で述べた通り、絶対に業者的なポジショントークが入る。
僕も買ってみて読んだけど、優等生の面白くない答弁みたいなのが続いていて、僕ならすぐに読むのを止める本だ。
いろいろ探してみると良いと思う。
をはり。