Published: 2025年12月15日
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サ:さて始めて行きましょうか。
「みんなに好かれようとしてしまう」
サ:これはあなたのお悩みでしょうか。
女:はい。
サ:うん。まず、誰ですか?みんなって?子どもとか良く言うじゃないですか、「みんながswitch持ってるから僕にも買ってよ~」って。その「みんな」ですか?
女:みんなっていうのは会社の集まりとか、大人数で集待った時に、ポロっと本音を話すと叩いてくる人たちです。叩かれる。しょげる。その叩いてくる人たち。
サ:会社とか学校とかコミュニティ。・・・ソサエティってやつかな。
女:ていう中で、恋愛話を出した時に、モテ男と上手く行ってる話をすると叩かれる。なんか、みんなフラれた話を聴きたいんですよね。
サ:モテ男とささっとセックスした話じゃなくて?
女:上手く行ってる話は面白くなくて、フラれた話とか、なんだろ、悩み相談に近い話は食いついてくるのに、いい男捕まえたみたいな話をすると・・・
サ:叩かれる!
女:そうそうそう!叩かれる!
サ:ふーん。捕まえたって言うのはどういうレベルの捕まえた、なの?唯一の第一位女として扱ってくれるって事なのか、ささっとセックスしてまた次会ってもセックスしようね、ってレベルなのか。
女:うんうん(※後者、セックスしたの意味における首肯)
サ:それ絶対遊ばれてるからやめたほうがいいよー、的なやつ?
女:そうそうそう、絶対騙されてるよー、利用されてるよー、みたいな。
サ:利用ってなんだろ?お金取られるとか?パチスロ行く金貸してくれ、みたいな?
女:いいえ。お金じゃなく。
サ:一緒に美味しいご飯食べに行って、セックスするのが?金はほとんど男持ちで、それが利用されてるってこと?全然無いでしょ?
女:うん、違う。奪われるって言うか。セックスされる事は奪われる事だって感覚の人たち。
サ:あーー、なるほどねーー・・・。減るもんだと思ってる訳だね。セックスによって。奪うと奪われるの関係って。貧しいなそれ。
女:そうそうそうそう。前言ってたじゃ無いですか。モテ側の男はセックスによって女性に肯定感を与えるものだと思っているって。
サ:うん。
女:非モテ男は、セックスすると言う事は女から奪う行為だと思ってるって話、してくれましたよね。
サ:非モテ女もそうなのかもね。セックスによって男から奪われると思ってる。
女:そうそう。
サ:要は、それは男関係が充実してない女たちのグループやね。
女:ん!?んんん!! ・・・そう、そうですね。
サ:んで、そのグループの中だったら、セックスするって言う事は、奪われる事だって思ってる訳だ。それは、ぜんぜん違うし、女として生きて行くんだったら絶対にどこかでセックスのカードは切らないといけない訳。正しい時に正しく切らないといけない。それを行使した事を責められてもさ、何言ってんだ?って話になるよね。
女:うん。うんうんうん。
サ:でー、問題はそう言った非モテ女子たちの集まりの中で、好かれようとしてしまう自分が居る、と。まあこれは同調圧力つってさ、みんな同じステージに居ないと友達関係は成立しないのさ。だから非モテ女グループの中で、恋愛が上手く行ってすげえ成功してってなると、彼氏が途切れない女グループに移動する事になるよね?
女:うん。
サ:結婚とかしたりしてさ、子どもとかが出来たりするとまた友達の色は変わってくるよ。子ども育ててたらいつもインスタに決め顔でナイトプールの写真アップしてる女とさ、友達にはなれない訳じゃんか。やっぱりこのグループからも離れて行く事になるよ。
処女卒業した、彼氏できた、結婚した、出産した、いろんなステージで友達は変わって行くよ。ママ友が出来たりしてさ。て言うように、人間関係って自分の状態によって発生するものだから、そらあ、そこから抜け出そうとする人間叩くに決まってるでしょ、と。
女:反射ですかね。これは会社も一緒ですよね。
サ:そうね。だから俺の場合も勤め人やってて不動産の収入でお金があるとか、他にも色々お金がある話をするとか、最初は「おおーすげえじゃん!」とか、そう言う反応なんだけど、やっぱりね、妬みとかやっかみがどんどん出てくるね。で、実際にこの勤め人の立場を抜け出す目処が立ったんだ、ってなったら、もう明確に気に食わないみたいな態度の人も出てくるよね。やっぱり不愉快な感情を持っているだろうし、ただしね、実際に勤め人を卒業したら彼らとはもう全く交わる事は無い。なぜなら、遣う時間、遣うお金、自由度がぜんぜん違うから。物理的に会わないだけでなく、話も合わなくなる。
女:ふーん。
サ:だから俺の場合は、勤め人の世界ではみんなに好かれようって言うのはぜんぜん無くて。好かれたい人と、嫌われたっていい人と、もうはっきり別れてる。勤め人を卒業してからもきっとこの人との人間関係は続いて行くだろうなって人だとか、俺に他に女いるの知ってても慕ってくれる女には、すごく丁寧に大切にしたいって思ってる。それ以外の人間には別に何言われたって関係ないって言うか。なんとも思わない。きっぱり分けてる。
女:そのなんとも思わないって、確固たる自信はどこから?
サ:友達って自分のステージに応じて変わって行くものだってのが一つ。あと、男の場合は人間関係は仕事だからね。仕事で人間関係が出来るのよ。それはサラリーマンたちもみんなそうだよ。勤め人で、同じ職場で、そこで人間関係が発生している。だからこそ、彼らは定年したらカネも無い友達も無いって言う状況になっちゃうよね。
女:そうですよね。
サ:会社組織の中だとさ、嫌いな人とも上手く付き合わないといけないって、そう言うパワーが働いてるよね。先輩に飲みに誘われたら行かなければならない的な。自分の魅力で人間関係が成立してるんだと勘違いしちゃう先輩ってすげえたくさん居ると思ってるの。でも会社離れたら孤独になると言うか。勤め人卒業したら、勤め人の人間関係は完璧に清算されちゃって、また卒業後の自力で道を歩き始めた自分に合った人間関係が必ず発生するんだ、と言う確信を持ってるかな。だからみんなに好かれようなって意識は一切ないね。友達いらない。
女:ふーん。
サ:似たような人間と友達に、必然的にそうなる。だから、あなたも別にみんなに好かれようとして疲れなくてもいいんじゃ無いかな、って思うけどね。足の引っ張り合いだよ。女どうしの。
じゃあ、次行こうか。
つづく。