Published: 2025年12月5日
体重を落としたいならこうしたらいい。
モテるために体型を作るならこうしたらいい。
答えは既に先人たちが解明し尽くしてくれている。明確かつ具体的で、再現性も非常に高い手法が、千円ちょっとの本に書かれている。(※ブログ下のTestosterone先生の本とか)
要するに、
①ジム行って筋トレ
②肉食ってプロテインも飲み
③糖質と脂モノの無意識な摂取を止めて
④マクロ栄養素を指標にカロリー収支で全体管理しようぜ
という事だ。
しかし、人間は、
「今、これこれで困ってるんです」
「ああ、それは簡単です、解決策はこうですよ」
と完璧な方法論を教えられても、素直に従う事ができないところがある。
女にモテる方法しかり、金持ちになる方法しかり、痩せる方法しかり、である。
かく言う僕も、
「ブログのアクセス(特にユニークユーザー)がなかなか増えないから増やしたいなあ」
って事でしばらくの間困って居たのであったが、とある天才児から
「ああ、そんなの簡単です、解決策はこれです!」
と言う、まことに合理的な方法を教えてもらった事がある。
しかし、何かが心に引っかかり、僕はどうしてもその策を採る事が出来なかった。(※その秘策は、いずれやってみたいぜ!)
また、カネの問題でも不合理な選択をしている。
僕が保有する無抵当の賃貸不動産たちを銀行に担保としてブチ込み、勤め人の給与と家賃収入を合わせて、表面上優秀な確定申告書類を作って融資を打診、マンションの新築を企画するか、もしくは中古のRC物件を一棟買いで次々仕込んで行けば、2年ほどの我慢で年収は数千万円になり一生遊んで暮らせる様になる。
(参考)
そんなことは分かってる。分かってるんだけどやらない。僕はレジャーの方に進むと決めたからだ。
つまり。
人間とは案外、非合理的なもので、手を伸ばせば届くのに素直に手を伸ばさぬのものである、って事が言いたい。
これはごくごく最近あった勤め人飲み会での事だが、かなり聡明なタイプの職場の後輩(美人)が、
「太って来たから痩せたいんですよねー」
とか話題を振って来たので、
「お前が寝る前食ってるポテチやめて、プロテイン飲んだらええやんけ」
とマジレスをした。セックスする見込みのない社内の女の子には、僕も野暮な回答をするものである。
(※非モテの皆さん、この手の話題は女にとってただの時間つぶしです。決して解決策を求めている訳ではありませんぞ。アポ中にこれやったら大減点!建前と本音をよくよく見極めて!)
「えーっ、プロテインですか!?」
と、女。
「おう、プロテインだ」
と、僕。
「ガチすぎて嫌ですぅ」
と、その時女は言ったのだ。
ハッ!とした。
僕の中で何かが閃いた。
(ガチすぎて嫌ですぅ…)
多分ね、これ筋トレでも同じ事なんじゃないかな、と。
「えーっ、ジム行って筋トレですか!?」
「おう、筋トレだ」
「ガチすぎて嫌ですぅ」
…ある!
絶対にある!あの女ならその様に返してくる!確信を持ってそう言える!
ブログのネタ探しモードとなった僕は、なんでプロテインが嫌なのか色々と聞いてみた。勤め人の飲み会も有意義な時間になった。
(プロテインは)太るから嫌、とか言う。
→ポテチの方が太るだろ、と言う反論は耳に入らない。
筋トレしたら太るから嫌、とか言う。
→週6で筋トレして真剣に打ち込まないと太れません。女の子はゆるふわ筋トレでも脚腕が締まってきて、むしろ細くなる。
ここには合理化の心理があるのだ。グリム童話の酸っぱいブドウの話。僕もそう言うところあるからよく分かる。
よぉし!僕が言い当ててやろう!
お前らの性根のねじ曲がった言い条が、一体どこからやってくる物なのかを。
それはだ、購買の意思決定プロセスが、
商品→情報、の流れだからだ。
テレビの宣伝というのはいつも商品ありきで情報は後から紐づいてくるが、そのインプットに慣らされ過ぎている。商品欲しさという欲望が先に無いと情報が入って来ない。
僕や当ブログの読者の多くの方は、おそらく本を買ったりオーディオブック買ったり、情報や学習にはお金を出して取りに行くタイプの人間であると思う。
したがって、購買プロセスは、
情報→商品、の流れとなる。
プロテインが必要、となったら、別に商品の指定を受けなくとも自分で勝手に探す。
筋トレが必要となったらジムは好きなところに決める。まだ筋トレ自体にピンと来ないなら、更に自分で情報を集めるかもしれぬし、お金出してパーソナルトレーナーをお願いして教えてもらう事もありうるだろう。
したがって、商品→情報のタイプの人は、プロテイン、筋トレ、と言われたら、混乱して訳が分からなくなってしまうのだ。
そこに商品が無いからである。何を買えばいいか分からない。(MVNOも同じだね笑)
理解力不足で訳が分からない、とは言えないから、太るとか、マッチョとか言って合理化するのである。
商品が先にあるとか、これにお金払えばこうなるよ的なパッケージがあれば、商品→情報タイプの人は訳が分からなくても買うんだな。悲しいことに。
水素水とか酵素ダイエットとか腹筋ワンダーコアとか、僕はこれらの商品の理屈を調べたが、ついぞ訳が分からず、むしろつまらない嘘っぱち商品だと思ったものだ。
でも売れるという事は、商品→情報の人は、理屈なんてどうだっていい、という事なんだ。
つづく。