Published: 2025年11月26日
【前回】親の所有物件の再生 その1 〜現調から募集まで〜 →最初ボロい区分を買って再生させ、次に故おじいさんの空き家を再生させ、続いて父の問題児物件の再生に取り掛かる事になった。「そもそも募集されてない」状況に気づき、僕は管理会社を問い詰めた。
電話に出た管理会社の担当は、いかにも慣れた風な口調でスラスラと言い訳の弁を述べる。
「ネット広告に載せるには費用が掛かるので特別なプランですから今の条件ではお受けできずウンタラ」
と。立て板に水のごとくとはこれだ。おお、さすがは不動産屋のお家芸。
オヤジもこうやって言いくるめられてしまうんだろうな。
だが、言い分は取るに足らない。募集を請け負ったらポータルに載せるのはごく普通。何も特別な事じゃない。
「オイ、ざけんな!特別なプランな訳ないやろ!やる気ねえなら他の仲介入れるぞ!コラ!」
別途、アパマンさんや、ミニミニさん、地元を牛耳ってる不動産屋さんに仲介をお願いする事を提案。
この言い分を、何と、この管理会社あっさりオッケー。意外である。
ちょっと骨のある管理会社なら
「絶対決めますから一度だけチャンスください!」
とか食い下がって来るのにそれが無い。むう。管理物件に他の仲介業者を入れるのは、管理会社にとってはちょっとした恥なはずだ。
(この管理会社、本当に募集は苦手なのかもしれない。)
電話に出た社員の言いくるめ力はかなり高かったので、能力自体が低いのではなさそうだ。ガチで管理に特化してる会社なのかもしれない。
⑤周辺相場の確認。
スーモ見たついでに付近の同じような間取りの部屋の家賃相場を確認。
ここで今回の問題児物件の最大の問題が発覚。
募集家賃が、高すぎる。
「これ月55,000円じゃ絶対決まらんわ!ほら、似たような部屋が46,000円とかで出とるやろ!」
と、スマホ画面をオヤジに見せる。
そんな次第で月44,000円で募集。やや安めが良い。
管理会社がポータルに出すのがダルい理由が分かったわ、と、ついさっき管理会社に怒った事を申し訳なく思った。
「管理会社から家賃下げませんか?って相談は、来なかったん?」
と、今度は父を問い詰める僕。来たよ、とオヤジ。まるで他人事のように言う。
あちゃー、と思った。おそらく、会社で自分の部下を怒鳴りつけるかのように、家賃下げのアドバイスを却下したんだろう。高くても決めるのがお前らの仕事だ、とか意味わからん事言って。
根性論じゃダメだっての。大家業は会社じゃねえっつーの。完全に管理会社とトラブっとるやんけ。
⑥街の中心のJR駅に出て、仲介専門の不動産屋回り。
「駅前のこことここを回ろう」
と指示する僕。
誰かに指図されると見違える動きを示すオヤジ。不動産屋との商談では大車輪の活躍である。ビジネスの話だと安定感がある。年の功か。
僕が営業するとどうしても小僧にしか見えぬらしくて「部屋の募集お願いしたいんですけど!」と訪問しても「間取りはご希望ありますか?」とか返ってきて、話にならぬ事無きにあらず。
結果。
募集開始3日で入居決まり!
やったぜ!
もうちびっとだけつづくんじゃ。
追記:その3へ